一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。ただ一燈を頼め
江戸時代末期の儒学者・佐藤一齋の言葉です
この言葉は、修行時代の恩師から学びました。
意味はなんとなくわかると思います。直訳すると
暗い道を行くときに提灯の光だけでは不安に思うかもしれません、しかしその光を信じて道をゆけってことですが、
暗夜とは先の見えない人生のことです。そして一燈とは、「信念」「確固たる意志」「夢」といったものが
当てはまります。
人生には先の見えないことからくる、不安、様々な苦境があります。そんな時でも信念をもって進みなさい
と教えてくれています。
ありがたいことに私は毎日、非常に忙しくさせていただいており、歯科医師としてはまずまずの状態ではあります。
それでも、疲れた時に不安が過ぎることがあります。
技術のこと、医院経営のこと、
様々な職種で、 たまたま時代の流れに乗ったから、親の後を引き継いだから、運がよかったからと成功される方もいます。 自分が不安に襲われたとき、そういった方を羨ましいと思う気持ちもありました。
私の視野は狭く、歯科の事しか詳しくないのですが、この分野で第一人者と呼ばれる人の中には
若い時代に苦境を経験された方が多くいらっしゃいます、苦境に負けずにひとつの道を追求された
結果、大成されました。
開業してからもうすぐ4年となります。 その間、不安、迷いが幾度ともありました。そしてその時、信念がブレることもありました。
今はそうなりかけた時、言葉の意味を思い起こすようにしています。
by すまいる総合歯科 院長 渡辺政継 愛媛県 松山市 近郊エミフル1Fです。
いつかは愛媛県下一の歯科医師に。 得意は小児歯科と痛みを取ること。