こんにちは、すまいる歯科の院長、渡辺です。
いつも昼ごはんはエミフルのフジにお弁当を買いに行くのですが、
今日はフジに行列ができていました。
何事かと思って見てみると
「リンゴ1個58円、一人2個まで」 と、 特売をしていました。
「うーむ。安い!!」と思ったのですが、私は列に並びませんでした。
さすがに忙しいですので・・・
しかしハッとしたことがあります。
主婦の方々は毎日の生活のため、1円でも節約しようとしていること、
それに対して、私の医療行為は患者さんの負担に見合ったものであるのか?
どういうことかというと、
現在の保険制度では、例えば深い部分の歯石取りをすると歯1本につき600円ほどの治療費を頂きます。
(患者さんはお支払額は3割負担なので180円ほどです。)
私の医院では歯1本の歯石を取るのに器械を用いて5?10分ほど時間を掛けます。
治療上必要であり、歯石を取るのですが、患者さんにとってはやはり治療費は気になるものです
なぜ歯石を取る必要があるのかについては、徹底して説明させていただいておりますが、
歯石取りにはどれだけの治療費がかかるのか、聞かれた患者さんにしかお伝えしていません。
病気を治すには金が要る。
たしかにその通りなのですが、いつの間にかこれが当たり前になっている気がします。
私の治療にはそれだけの価値があると思っていますが、患者さんによって価値観は違います。
私の価値観を患者さんに押し付けてはいけないと思った今日この頃です。
でも歯石取りは必要ですよ。
ちなみに
昔から「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」といいますが、
リンゴはむし歯予防、歯周病予防にも効果があるとされています。
リンゴにはリンゴポリフェノールの「アップルフェロン」といった成分が含まれていて、
これが歯にプラーク、歯石を付きにくくする効果があるとされています。
そういった難しいこと言わなくても、繊維質が豊富なので丸ごとかじると歯のプラークを取ってくれる上に、アゴを強くすることができます。
1個58円のむし歯、歯周病予防。
1本180円の歯石取り。
はたして患者さんは歯石取りを選択してくれるだろうか?
by すまいる総合歯科 院長 渡辺政継 真面目に仕事しています。