こんにちは すまいる歯科 院長 渡辺政継です
先月、患者さんから厳しいクレームをいただき、感染予防体制を身を引き締めて行っております。
そこですこしでも安心な医療を受けていただくために
今回のブログでは現在の当院の感染予防体制についてお知らせしたいと思います。
今年の5月に全国紙の新聞等で歯を削る器具、「タービン」の使い回しなどによる感染のリスクが問題となりました。
患者さんごとにタービンを交換、滅菌している医院が3割ほどしかなかったというものです。
今日の歯科治療は、従来からの抜歯といった外科治療のみならず、インプラント、歯周再生治療といった非常に高度な医療となってきております。
それにより治療を通じて、病原体が患者さん間で感染してしまうリスクが問題となってきており、
感染予防体制もその高度化に応じた高い滅菌のクオリティが今日では求められています。
そのため、すまいる歯科では「リサ(Lisa)」というクラスB規格の滅菌器を使用しております。
クラスB規格・・・ヨーロッパで最も厳しい基準をクリアした滅菌器
クラスBの滅菌器は、非常に優れた滅菌性能を持っており、あらゆる器材の滅菌を可能としており、
ヨーロッパではクラスBの滅菌器がないと開業ができないようになってきています。
一方、現在の国内の歯科医療機関でのクラスBの滅菌器の導入率は数%程度と言われています。
なぜなら、実際どこまで厳格に滅菌処理を行えば院内感染を100%予防できるのか、どの程度の滅菌レベルが必要なのかは、いまだに明確になっておりません、そのため国内では規制がない状態です。
そこですまいる歯科では「わからないなら、最新の器械や、器具の使い捨て等で感染の可能性が下げれるのであれば、できる限り備えよう」という体制でさせていただいております。
安全な医療の根本が感染の管理であり、感染の管理が、患者、そして我が病院に従事するスタッフに対しての絶対条件であると考えたからです。
- 医療先進国ヨーロッパ規格の滅菌クオリティ
- 可能な限り使い捨て製品の使用
- ヒューマンエラーを防ぐ予防体制の徹底
今回、上記2に対する従来からの医療体制の脱却が遅れたために患者さんに不快な思いをさせてしまいました
消毒は医者の良心といわれています。
「もし自分が治療される立場だったら・・」私達は常にこのことを考え治療にあたっています。
安心して治療を受けて頂ける環境をお作りし、大切な患者さんのお身体をお守りする事も、私達、医療に携わる者の責任です
すまいる総合歯科 院長 渡辺政継