こんにちは。
最近、メディアでよく取り上げられてる
インプラント失敗についてご説明させていただきます。
考えられるインプラントの失敗として
手術の失敗
インプラントしたけれども上手く噛めない
インプラントによるアレルギー
インプラント後の痛み
インプラントの脱落 などがあります。
手術の失敗は適切な検査と適切な術式により防ぐことができます。
インプラントによるアレルギーは術前の血液検査により把握できます。
問題となるのは、インプラント後の痛みとインプラントの脱落です。
インプラントは金属でできていますので、むし歯になることはありません。
しかし、一つだけなる病気があります。それがインプラント周囲炎という病気です。
簡単に言うとインプラントの歯周病だと思っていただければ、いいかと思います。
歯の周りには歯肉溝もしくは歯周ポケットとよばれる隙間があります。同じようにインプラントと歯ぐきの境目にも必ず隙間があります。
歯の場合、その溝に汚れ(細菌)がたまると歯周病が進行しやすくなります。体には免疫力がありますので多少の細菌には抵抗できますし、ダメージをうけても回復することができます。
しかし、インプラントの場合は、本当の歯と比べると細菌への抵抗力が弱いため、歯周病が進行しやすいことがあります。
そのため定期メンテナンスと患者さん自信による徹底的なリスクコントロールができないと「インプラント周囲炎」をひきおこすことがあります。
インプラント周囲炎が進行すると、痛み、歯茎の腫れそしてインプラントを失うことになります。
インプラントは必ず一生もつものではありません。若い人であればいつか除去しないといけない日は来るかもしれません。 それでもインプラントを10年、20年、すこしでも長持ちさせるために日々のリスクコントロールを徹底していきましょう。
by すまいる総合歯科 院長 渡辺政継 愛媛県 松山市 近郊エミフル1Fです。