患者様は抜歯した後、どうやって噛めるようにするか考えるでしょうか?
理想はインプラントですが、そのインプラントにも手術をしないといけないというデメリットがあります。
これが患者様がインプラントを選択する際に悩まれるの事の一つだと思います。
実際、手術は安全で、痛みも問題ないケースがほとんどですが、どうしても手術を受けたくない、また何らかの理由で受けられない患者様がいらっしゃいます。そのような方はこれまで入れ歯やブリッジといった選択肢しかありませんでした。
わたしは2005年頃、大阪でインプラント医として勤務していた頃、この問題の解決に悩みました。その時、初めてMtコネクターという特殊な入れ歯の情報を聞きました。早速、このMtコネクターを開発、特許を取得された宮野さんに面会をお願いし、その原理、製作法、使用法について勉強させていただきました。従来の入れ歯の概念では考えられない構造で、入れ歯のデメリットを改善し、またインプラントのように手術をしないですむというメリットもあります。
まさにインプラントに代わる第4の選択肢と呼べるものといえます。
しかしながら、この治療法はまだ歯科医師の間でもあまり知られてはいません。
そのため患者様はインプラント、ブリッジ、入れ歯という選択肢しかないのが実情です。患者様にはそれらに代わる選択肢を試していただきたいと思います。